2020年上半期、彗星のごとく現れ、SpotifyやLINE MUSIC、Apple Musicといった音楽配信サービスで次々と1位を獲得し、CDTVでも1位にランクインしたYOASOBIの「夜に駆ける」。

YOASOBI「夜に駆ける」

同曲は2019年11月にYOASOBIのデビュー曲として発表され、「配信限定シングル」で2019年12月15日にリリース。配信限定だったことから、音楽配信サービスやYouTubeなどから注目を集めていきました。
YOASOBIの楽曲は小説を音楽にするスタイルで、「夜に駆ける」は星野舞夜さんの「タナトスの誘惑」を音楽化したもの。よって、歌詞も映像も原作を読めばその現実化であることがわかります。
星野舞夜さんの「タナトスの誘惑」は下記の「monogatary.com」で無料閲覧でき、短いのですぐに読めます。
https://monogatary.com/episode/33827
なお、YOASOBIはソニーミュージックが運営する上記「monogatary.com」に投稿された小説を音楽化するために結成されたユニットであり、物語の現実化に徹して楽曲の個性を表現するところに特徴があると思います。
それはボーカロイドプロデューサーのAyaseさんとシンガーソングライターのikuraさんの2人からなるユニットであることで実現されています。
初めて聴いた瞬間、「あっ…」と心にすっと入る個性があり、皆それを感じたことでしょう。

これに対し、CD発売から1年が経とうというのに、その人気は衰えることを知らないLiSAさんの「紅蓮華」(ぐれんげ)。
この曲も数々の1位を獲得し、未だに上位にランクインするほどのすさまじさ。

同曲は「鬼滅の刃」をイメージした楽曲であり、原作を基にしたLiSAさんによる作詞、原作のイメージとリンクしたPVといったように、原作が基点にあることが「夜に駆ける」との共通性。一方で、「夜に駆ける」は原作との「同化」、「紅蓮華」は原作との「一体化」であることが相違点であると考えます。
つまり、紅蓮華は原作に寄り添うかたちでアーティストの個性が曲に融合しており、原作の魂をくみ取りアニメの世界観と一体化して再現したレベルが高く、それが鬼滅の刃の大ヒットと並ぶ同曲のロングランの理由といえるでしょう。
この曲のエモーショナルな個性が、人の心を揺さぶったことと思います。

なお、「タナトスの誘惑」の表現を用いるならば、「夜に駆ける」は「死に対する欲動」で、「紅蓮華」は「生に対する欲動」。
前者の音楽性は原作との「同化」によって「心にすっと入る個性」、後者は原作との「一体化」による「心を揺さぶる個性」と私は表現しました。時に感傷に浸ることも生きる上で必要ですが、そこから立ち上がり、最後は生き抜いてほしいのでこの順序と構成にしました。

こうして、共通点を持ちながら対極の位置にある名曲がランキングトップに列んでいるのをみて、本記事を書くことにしました。

YOASOBIの「夜に駆ける」やLiSAさんの「紅蓮華」は「Amazon Music Unlimited」(音楽のサブスク)で聴けて、30日間無料で試すことができます(無料期間中に解約した場合、料金は発生しません)。

また、紅蓮華は原曲とアニメ用のOPでは歌詞に一部違いがあり、「ありがとう 悲しみよ」が「何度でも立ち上がれ」に変更されています。それはLiSAさんによる主人公の気持ちへの配慮によるもの。アニメのOPはぜひその点にも注目し観てもらいたいクオリティ。
鬼滅の刃はHuluの「2週間無料トライアル」で視聴できます(期間中に解約した場合、料金は発生しません)。

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